他球団が屈辱評価 中継ぎ固定の球児は“安全パイ”

2016年05月17日 16時00分

中継ぎでも他球団から屈辱診断された藤川

 中継ぎに配置転換された阪神・藤川球児(35)の「先発再転向」予定がないことが判明した。16日、香田投手コーチが「もう一回また(先発)というのは…どうだろうな…。よっぽど先発が足りなくなったりしない限りね。あっちやったり、こっちやったりというのは彼に申し訳ない。彼には当然、勝ちパターンで投げてもらう」と中継ぎでの固定起用を明言した。

 

 そんな中、他球団は藤川にシビアな診断を下している。あるセ・リーグ球団007は「(藤川の)問題は制球が定まらずカウントを悪くして自滅すること。制球が改善されなければ中継ぎに転向しても期待はできない。今、投げているストレートもボール自体はいいんだけどバラついている。変化球もそう。しっかりと制球できないと先発の時と同じ」と指摘。現状のままなら藤川はリリーフに転向しても先行きは明るくない、というものだ。

 

 確かに藤川は今季初の救援登板となった14日のDeNA戦で1回無失点に切り抜けたものの、3安打を浴びるふがいない内容だった。しかし、まだその1試合だけ。にもかかわらず他球団サイドは早々と「安全パイ」との認識。香田コーチも「もう少し空振りを取るボールが増えたら、本来のいい状態に近づくと思う」としながらも「中継ぎで力が取り戻せる? それは俺が聞きたい。そう願いたい」と歯切れが悪いのは事実だが、他球団の診断は藤川にとって屈辱だろう。

 

 もともと金本監督はじめ首脳陣の「親心」とも言える中継ぎでの再生計画。結果が伴わなければ、その後の起用法はさらに難しくなってくる。チームは16日現在、4位。連日貧打に泣く打線を日替わりオーダーでやりくりしている金本監督の悩みを増やさないためにも、藤川は他球団を見返す活躍を見せるしかない。