球児 中継ぎ「出戻り」の波及効果

2016年05月12日 16時00分

先発から中継ぎに配置された藤川

 阪神・藤川球児投手(35)が11日の巨人戦から中継ぎに配置転換された。開幕から1度の登録抹消を挟んで5試合に先発し1勝2敗、防御率6.12。今後の「処遇」が注目されていたが、この日の試合前、香田投手コーチが「球児は今日からベンチに入ります。最初は楽なところで投げてもらう。まだ彼の中継ぎとしてのピッチングスタイルも、ブルペンでの連投もやっていないので。(中継ぎの期限は)いつからいつまでというのは決めていない」と話した。

 

 通算220セーブをマークし、一時代を築いた元守護神は今回の“出戻り”に「何もないです」とだけコメントし、多くは語らなかった。藤川にしてみれば無念の“人事”かもしれないが、球団内部からはこんな声が出ている。「まだ先発で…というプライドもあるはずなのにチームのためにと再転向をのんでくれたのが大きい。若手にも示しがつく。中継ぎなら結果を出してくれると思う。リリーフとしてのノウハウは当然わかっているし、ある意味、コーチ以上にブルペンでの先生役としても手腕を発揮してくれるはずだ」(フロント幹部)

 

 昨年オフ、虎に復帰した際「言われたところで投げるだけ。必要とされるなら敗戦処理だってやりますよ」と“便利屋宣言”までしていた藤川。リリーフ再転向で名誉挽回となるか。