阪神・金本知憲監督(48)が10日、不調が続くドラフト1位・高山俊外野手(23=明大)を直接指導した。

 この日の巨人戦(甲子園)は雨天のため早々に中止が決定。虎ナインは室内練習場で汗を流した。そんな中、指揮官は高山の打撃練習中、身ぶり手ぶりを交じえてアドバイスを送った。

 開幕から新人離れした活躍を見せていた金の卵も徐々に研究され、内角攻めに遭うなど、スタメン復帰してからのここ5戦は20打数4安打1打点とプロの洗礼を浴びている状態。

 金本監督は「一番バットを折らなそうなバッターが折っている。バットが折れるのはタイミングとバットの軌道が悪いから。高山は、回転軸は完成されているので、あとはバットの出し方とタイミングと慣れだね」とアドバイスの内容を明かした。

 高山も「バットの出し方について。ヒジもだが、グリップについてもです。(内角のボールは)どっちみち打たないといけないボールなので」と直接指導に手応えをつかんだ様子だ。