セ打点王独走 阪神・ゴメスに超スパルタ管理体制

2016年05月10日 16時00分

9日現在、リーグ打点トップで絶好調のゴメス

 一進一退を繰り返す4位・阪神が、来日3年目の主砲マウロ・ゴメス内野手(31)に「超スパルタ管理体制」を敷いている。目下、リーグ打点王を独走して絶好調の助っ人だが、これも金本監督の命を受けたトレーナー陣による厳しい“監視の目”の効果が表れているという。

 

 契約最終年の今季を「ベストイヤーにする」と誓うゴメスは9日現在、打率こそ2割6分ながらリーグ4位タイの9本塁打、同トップの34打点で有言実行の好スタートを切り「体を絞った効果がスイングにいい影響を生んでいると思う」。昨季までの“ぽっちゃり体形”とは違うマッチョボディーを開幕から維持できていることを、その要因に挙げた。

 

 昨年オフに出された金本監督のダイエット指令でゴメスは約5キロの減量に成功。110キロ台半ばの体重で来日したが、春季キャンプで日本食を食べすぎてリバウンドし、指揮官からカミナリを落とされた。そのためシーズンに入っても、トレーナー陣による超厳しい「スパルタ管理」が続いている。

 

「監督から『ゴメスのオーバーウエートは絶対に許すな!』と厳しく言われているので、彼には妥協することなく接しています。(体重は)微増も許しません。増えた分は多めにバイクをこがせたり、食事を制限して調整しています。『もうあなたたちの顔なんて見たくない』って言っていますよ。具体的な数字は企業秘密なので言えませんが、今は(オフに)来日した時よりも軽くて、量るたびに体重は減っています」(本屋敷トレーナー)

 

 さらに「彼の場合、もう少し削っても長打力に影響はありません。実際にホームランも出ている。むしろスイングスピードが上がり、腰の回転が速くなって打球の質が上がる。体にキレが出て、守備や走塁のパフォーマンスも上がる。故障のリスクが軽減できるので、年間を通して安定した活躍につながると思います」と同トレーナーは断言。監視の目はシーズンを通して一切緩めないという。

 

 体重の微増もダメ!とはボクサーの減量みたいだが、ゴメスは「彼らのおかげで、いいパフォーマンスができているのは間違いない。今はチャンスで打つことが自分のテーマになっている」と感謝。昨年は不振に泣いた主砲は、この調子なら金本監督を大喜びさせてくれそうだ。