阪神の藤浪晋太郎投手(22)が9日、甲子園の室内練習場で行われた投手練習に参加し、先発予定の10日の巨人戦(甲子園)に向けて調整した。

 今季は制球が安定せず、本来の投球ができていない。修正点であるバランスやリリースの感覚を確かめた右腕は「感覚はいいものが出てきている。いい感覚を持ちつつ毎回、毎球出していきたい」と復調の兆しをつかんでいる。

 金村投手コーチは「かがみ気味に立っていたので、軸を真っすぐにすること。真っすぐ立つことで、リリースのブレも小さくなる」とアドバイスし、制球の改善に期待した。

 チームは一進一退を繰り返し、貯金1の4位。エースは4試合ぶりの白星で、自軍を上昇気流に乗せられるか。