日本ハム・大谷翔平投手(21)が8日、西武戦(西武プリンス)に先発し、2試合連続で2桁三振を奪いながら、6回10安打4失点で3敗目(1勝)を喫した。チームは2―6で敗れた。

 今季初勝利を挙げた前回(1日)のロッテ戦(QVC)に続き、味方に援護をもらった直後に失点を許す「エースらしからぬ」投球だった。

 陽の適時打と敵失で2点を先制してもらった直後の4回、先頭のメヒアに14号ソロを許し1点差。続く5回にも再びメヒアの適時打であっさり追いつかれた。

 1日のロッテ戦でも序盤に5点の援護をもらった直後の2回に一挙4失点。勝ったとはいえ、栗山監督は「見た目はそんなに悪く見えないけど、今年は投げっぷりで(相手を)圧倒できない。支配できていない」と口にしていた。

 それはこの日も同じだった。同点の6回二死二塁から8番・金子侑に三塁打、9番・岡田に適時打を許す。今季ワースト10安打を浴び4失点KO。7試合に登板し、まだ1勝の大谷の防御率は3・02となった。

 大谷の話「先制点を取ってくれたんですけど、要所で抑えることができず、守りきることができませんでした。バッター有利のカウントになってしまったので、窮屈なピッチングとなってしまいました」