巨人・田原誠次投手(26)が6日の中日戦(東京ドーム)で痛恨のミスを犯した。

 1―2の5回二死一、三塁の場面で、プロ初登板初先発の長谷川潤投手(24)に代わってマウンドへ上がると、いきなり三塁へ偽投を行い、審判団からボークを宣告された。1球も投げることなく、田原誠は三塁走者の生還を許し、3点目を献上してしまった。

 2014年からプレートを踏んだままでの投手の三塁偽投はボークになる。巨人では4月1日の広島戦(マツダ)で高木勇人投手(26)が三塁への偽投でボークを取られて失点しており、今季2度目だ。

 田原誠は試合後、ボークについて「それに関しては言えないです」と力なくうつむいたが、高橋由伸監督(41)は「まあ、そのへんはね…」と多くを語らず。村田真一ヘッドコーチ(52)も「そりゃあ、まあいろいろあるんじゃないか。揚げ足とってもしょうがない」とかばった。