ソフトバンクの和田毅投手(35)が2日、ヤフオクドームで投手練習に参加し、今日3日からの日本ハム3連戦(札幌ドーム)に向け北海道へ移動した。

 5年ぶりに日本球界に復帰した和田は4日に先発予定だが、初対戦となる大谷に内角攻めを予告した。二刀流を貫く大谷翔平投手(21)について「投手としても、あれだけの球を投げるし、打者としても本塁打を何本も打っている。すごいと思いますよ、本当に」という。

 同じ投手として大谷には厳しい内角攻めができない選手もいる。そのためか昨季の死球は0で、通算でもわずか1。だが、和田は手加減を加えるつもりはない。

「打者で出ている以上は当てられても文句は言えないという立場。死球でもいいというくらいの覚悟で出ていると思う」とインコースにもしっかり投げる構えだ。

 当然、故意に当てることはないが「プロである以上、攻めにくいというのはおかしい。当たったら『ごめんなさい』でいいと思う。僕は(投手もしていると)意識しないです」とキッパリ。

 酸いも甘いもかみ締めた左腕は容赦をしない。