阪神「延長ドロー」に営業部ホッ…70年代ユニホーム助かった

2016年04月29日 16時00分

9回、原口の同点犠飛で生還した北條(手前)を出迎えて盛り上がる虎ナイン

 阪神は28日の巨人戦(甲子園)を延長12回、3―3で引き分けた。崖っ縁から執念でドローに持ち込んだ。菅野に8回1点に抑えられたものの、9回に澤村を攻め、ゴメスのリーグトップに並ぶ8号ソロアーチで1点差。さらに北條と代打・江越の安打などで一死二、三塁として前日27日に育成契約から支配下登録され、即一軍昇格した代打・原口のプロ初打点となる中犠飛で追いついた。今季2度目の同一カード3連敗を免れた金本監督は「澤村に助けられたところもあったけど自信にしてほしい。菅野の登板試合で負けなかったということは前向きに捉えたい。(3連戦で)一つも勝てなかったという見方もできるが、選手も負けなかったことをプラスに考えてほしい」と話した。

 この舞台裏で指揮官以上に胸をなで下ろしたのが球団営業サイドだ。今季初の甲子園での巨人戦となったこの3連戦は「伝統の一戦 THE CLASSIC SERIES 第1ラウンド」と題され、ナインは1970年代に人気を博した「輝流ライン」ユニホームを着用。由緒正しい戦闘服でG倒といくはずだった。それが2連敗とあって、この日の試合前は「ユニホーム自体はファンの方の受けも良くて売れ行きはいいようだが、成績が伴わないと…。3タテなんて食らったら何と言われるか分からない。今年は巨人戦でいろいろイベントがあるのに…」(営業関係者)とビクビク状態だったのだ。

 これまでも虎党のハートをつかんできた限定ユニホーム。しかし「新鮮さがある半面、いつもと違うものを着ているので負けたときにはどうしても『ユニホームのせいだ』となってしまう」(同関係者)と、今回もし3タテを食らったら「負のユニホーム」として選手、ファンにも忌み嫌われる可能性が高かった。今回の限定ユニホームは「今後も使うかどうかは未定だけど、どこかでまた着用する可能性はある」(球団関係者)だけに辛うじての3タテ阻止でも営業部にしてみれば、助かった気分というわけだ。