通夜で長男・武白志内野手が語った父親・山本功児さんとの思い出

2016年04月26日 16時00分

父の最期を明かした武白志

 巨人、ロッテで活躍しロッテ監督、巨人ヘッドコーチなどを務め23日に肝臓がんのため64歳で死去した山本功児氏の通夜が25日、横浜市内でしめやかに営まれた。

 通夜には長嶋茂雄巨人終身名誉監督、巨人の斎藤雅樹二軍監督、DeNAの高田繁GM、中畑清前DeNA監督、堀内恒夫参議院議員ら球界関係者を中心に約400人が訪れた。

 通夜の前に取材に応じた長男のDeNA育成、山本武白志内野手(18)は「(最期は)会話ができる状態じゃなかった。意識ももうろうとしていたけど僕が帰ってきたのは分かっていた。息子が言うことではないけど、よく耐えて頑張ったと思う」と言葉を絞り出した。

 昨夏の甲子園に応援に来てくれたが「体調が悪くて来れる状態じゃなかった」(武白志)という。それでも初戦の大阪偕星学園戦で父の目の前で2打席連続本塁打を放ち「整列で目が合った時、恥ずかしかった。少しは親孝行ができたかな」と振り返った。

 がんの治療で入院する際、功児氏から「お母さんを頼む」と託されたという。「控えめで人前に出るのが嫌だったので、母と華やかに送り出してあげたいと話した」と武白志は前を向いた。

 一方、友人である中畑氏は「アマチュア時代からプライベートを含め一緒に過ごした。兄弟の兄貴を亡くしたよう。息子に対してすごく悔いを残していると思う」と無念の表情。「ジェントルマンに見えて間違ったことには戦える。熱いものを持っている本当にいい男」と故人をしのんだ。

 戒名は「球道功志居士」。武白志がプロで活躍することが最大の親孝行になる。