右肩手術からの復活を目指すソフトバンク・松坂大輔投手(35)が25日、工藤公康監督(52)からの直接指導を受けた。

 この日は一~三軍を通じて休養日。それでも一軍の先発投手陣はヤフオクドームで練習。松坂も合流し、ブルペンで工藤監督が見守る中、捕手を座らせて77球を投げ込んだ。

 今季の公式戦初登板となった14日のウエスタン・リーグの阪神戦(鳴尾浜)の翌日、筑後のファーム施設で話し合いを持って、投球フォームの修正を図るようアドバイスされた。

 今回の指導内容について指揮官は多くを語らなかったが、松坂は「ボール自体も変わったし、フォーム的にも変わったので。ゲームでも出せれば」と手応えを口にした。

 工藤監督は現状について「悩んでいるというより、やろうとしていることが、試合の中でできてないということだと思う」。その上で今後に向けては「自分で納得できる投球ができること。そこに至ってくれて、上(一軍)との兼ね合いになってくる。自信を持てる状況を作ってもらえるのが大事だと思う」と続けた。

 前回の登板は2回を投げて4安打2失点、3四死球。投球フォームがバラついて、内容的にも悪い結果となってしまった。指揮官のアドバイスを復活への足掛かりとできるか。