記録に花を添えることはできなかった――。広島・永川勝浩投手(35)が20日のDeNA戦で、史上95人目となる通算500試合登板を果たした。

 0―3の7回一死満塁の場面で4番手として登板したが、交代直後に高めに浮いた直球をロペスに左翼席へ運ばれ、痛恨の満塁アーチを被弾。その後も代打・荒波に適時打を浴びるなど散々の内容で、試合をブチ壊した。

 ベンチに戻る際には横浜スタジアム側から用意された花束を渡されたものの、当然のように仏頂面。試合後は「しっかり抑えなくてはいけなかったのに力不足」と顔をしかめ、メモリアル登板についても笑顔はなく「意識していないけど、投げていけばそういう時期はくる」とコメントした。