二軍で調整中のソフトバンク・松坂大輔投手(35)が14日、ウエスタンリーグ・阪神戦(鳴尾浜)の7回にリリーフとして登板し、1回を1安打無失点に抑えた。

 松坂は阪神・小宮山慎二捕手(30)を右飛、坂克彦内野手(30)を中飛に仕留め、簡単に二死までこぎつけた。しかし、上本博紀内野手(29)にこの日の最速だった143キロの直球を痛打され、フェンス直撃の左越え二塁打を浴びてしまう。その後、右足を気にするそぶりを見せたが、投球を続行。続く俊介外野手(28)を二飛で抑え、マウンドを後にした。球数は14球だった。

 試合終了後、松坂は「ゲームで投げられてよかった。これから徐々にイニングを増やしていきたい」と話していた。

 松坂は3月16日に行われた西武とのオープン戦(西武プリンスドーム)に登板して以降、手術した肩の状態が思わしくなく、実戦から遠ざかっていた。今月7日には急な発熱により、練習を回避していた。