打率1割台の鳥谷が本紙に逆襲予告

2016年04月14日 16時00分

金本監督(左)の前で打撃練習に励む鳥谷
金本監督(左)の前で打撃練習に励む鳥谷

 開幕16試合を終えて9勝6敗1分け(13日現在)と好スタートを切った阪神。金本知憲監督(48)が推し進める「超変革」が奏功しているからだが、気がかりな存在が開幕から打撃不振に陥っている主将・鳥谷敬内野手(34)だ。だが、プロ13年目の“鉄人”は冷静に「今」を受け止め、本紙に逆襲を予告した。

 

 高山、横田、江越、ヘイグら昨年までスタメンに名前のなかった選手らが日替わりで存在感を見せている新生・阪神。その一方でキャプテンの鳥谷は開幕3戦目から25打席連続無安打と自己ワースト記録をマークするなど、13日現在で打率1割8分5厘と苦戦が続いている。

 

 だが、鳥谷に悲壮感は全くなかった。「野球はシーズンを通してのトータルなので。これからです」と本紙に逆襲を予告。周囲の「毎年フルイニング出場を続けているだけに勤続疲労は否定できない」などの不安説をよそに至って冷静に「球界全体が試合時間の短縮を目指すようになってからストライクゾーンが広くなっている、というのは感じている。今年、ゾーン全体が広くなっているとか、アウトコース、インコースに広いとかは例年と比べてそんなに変わりはない。ただ、自分の中のゾーンと審判のゾーンがまだ合っていない。初めて担当する審判もいるし、審判それぞれに特徴がある。それを見極めていかないといけない」と話した。

 

 2011年から13年まで3年連続最多四球を記録した鳥谷も今季16試合で見逃し三振の数はチーム最多の5。これについても「今はまだ、自分の中で自信を持って見逃したボールが『ストライク』と宣告されたり、まだまだ審判との間にズレがある」という。それを少しずつ矯正していけば問題なしとの考え。ここまで安打数は10と寂しい限りだが、強く振り抜いた打球が野手の正面を突くなど、数字には表れないものもあり「打球の質もよくなってきているし、打撃の状態は上がっている」とも言い切った。

 

 ヘイグとゴメスの欠場などもあり、10日の広島戦から2番、それまでは6番。「(6番は)ここ何年か任されていなかったところなので難しさはあった。初回に回ってくるかどうか分からない打順なので…」と本音も口したが、すべてに前向き。「鳥谷が一番変わらないとこのチームは強くならない」と金本監督から再三の猛ゲキを受けて臨む今シーズン。本領発揮はこれからだ。

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