実弾を所持し銃刀法違反容疑で逮捕され、その後、不起訴処分になったロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が12日のイースタン・リーグの巨人戦(ロッテ浦和)で実戦復帰初戦でいきなり安打を放った。

「3番・二塁」で先発出場したナバーロは1回の第1打席で巨人先発大竹寛投手(32)と対戦。1―1から140キロの直球を強振。弾丸のような低い打球はバウンドして左翼フェンスに当たった。あまりの打球の速さに惜しくもシングルとなってしまった。

 第2打席は1点を追う4回無死一塁。四球を選びチャンスを広げると福浦の左飛の間にタッチアップで二塁を落とし、香月の左越え二塁打の間に生還。逆転のホームを踏んだ。

 第3打席は5回二死三塁で1―1から大竹の140キロの直球を強振。ボールの下を叩き、中飛に倒れた。

 この打席で交代したナバーロの復帰戦は2打数1安打1四球。今後はホームで二軍のゲームに出場しながら23日のオリックス戦(QVC)での一軍昇格を目指す。

 ナバーロ「(逮捕後)初めての試合だったが感じはすごく良かった。一軍に帯同して練習をしてきて順調に来ている。打撃、守備でチームに貢献したい」