中日・平田良介外野手(28)が5日、左股関節痛のため今季初めて出場選手登録を抹消された。試合前練習中に痛めた3月29日の広島戦(ナゴヤドーム)の欠場後、ここ4試合はスタメン出場していたが、状態が悪化したという。

 この日、DeNA戦(ナゴヤドーム)に備えて試合前練習に参加していたが、ウオーミングアップ中に突然、険しい顔でベンチ裏に引き揚げた。平田は「月曜(4日)には歩くのも困難だった。今日も朝起きた時から痛かったけど、我慢すれば試合に出られるかなと思ってグラウンドに出たけど、腰をひねる動作をしたら到底我慢できる痛みじゃなかった」と話した。

 昨季も5月下旬に左股関節を痛め、10試合欠場しているが、恥骨結合炎によるグロインペイン症候群が原因だったと明かす。「去年と同じ症状です。なかなか野球選手がやることはないようで、サッカー選手とかにはあるけがみたいです。何日間かは安静にしていると思います」と説明。

 最短10日での一軍復帰について「そういう気持ちはある。しっかり痛みを取って治します」と早期復帰に意欲を見せた。