ソフトバンクが3日の日本ハム戦(東京ドーム)の6回、二塁上のクロスプレーで川島慶三内野手(32)が負傷退場となった田中賢介内野手(34)のスライディングについて、4日以降にパ・リーグ連盟に意見書を提出する意向を明らかにした。 

 工藤監督が「危険行為ではないか」と5分間にわたって審判団に詰め寄った問題のシーンは1点リードの1―0の6回無死一、三塁の場面。中田の三ゴロを処理した松田から二塁手・川島に転送されたところに走者・田中賢が衝突。川島は右下腿部打撲で負傷交代、そのまま都内の病院へ直行した。

 球団は試合後「審判は『ベースに行っている』との判断でしたが、映像を見直すと明らかに走路を外れている。(田中賢のスライディングは川島の)両足に行っている。ベースに行っているようには見えない。明日(4日)以降、連盟に意見書を提出します」(三笠球団統括本部副本部長)と明言。本塁での衝突プレーを禁じたコリジョンルール以外にも“危険なスライディング”についての問題定義をしていく意向を示した。