日本人対決はマエケンに軍配 5回2失点

2016年03月22日 11時00分

【アリゾナ州グレンデール21日(日本時間22日)発】岩隈とマエケンの初対決がメジャーで実現した。ドジャースの前田健太投手(27)がマリナーズ戦に先発し、岩隈久志投手(34)と投げ合った。前田は初回に3連打で2点を失ったが、その後は立ち直り、5回を4安打2失点、5三振。一方、岩隈は今オープン戦初被弾されるなど4回1/3を8安打3失点、3三振1四球だった。軍配は前田に上がった。

 日米メディア注目の日本人対決がいきなりオープン戦で実現した。しかも、前田が岩隈と投げ合うのは日米を通じて初だ。

 オープン戦4度目の先発。前田は立ち上がり、制球が甘くなったところを連打された。先頭のマルテにカウント2―2から7球目のカーブを右中間二塁打され、2番・サルディーナスは2球目を左前打。送球間に二塁へ進まれ無死二、三塁のピンチ。続く主砲のカノが右前打。3連打であっという間に2点を先制された。

「初回投げた時に今日は真っすぐが調子いいのかなと思って、ちょっと調子に乗ってしまった」。しかし、ここで前田は気持ちを切り替えた。4番・クルーズを三ゴロ併殺に打ち取り、5番のリンドを外角速球で見逃し三振に仕留めて初回を切り抜けた。

 2回は二死後、安打を許したが、9番・オマリーの痛烈な中前返しのゴロを前田が好捕してチェンジ。捕手がグランダルからバーンズに交代した3回以降はパーフェクト投球。3回は先頭のマルテをカーブで空振り三振、サルディーナスを一ゴロ、カノはスライダーで見逃し三振。4回もクルーズから空振り三振を奪うなど三者凡退。さらに5回も空振り三振、右飛、三ゴロで退けた。

 初回に3連打されたときは力んだという前田だが、「初回に2点は取られたが、そのあと崩れることなく粘って投げることができて、今日は一番良かったと思う。初回はボールが多くなったが、2回以降はコントロールできたし、ボールを動かしてうまく打たすことができた。今まで三振が取れてなかった左打者のスライダーが良かった」と投球を振り返り納得の様子だった。開幕へ向け順調だ。

 岩隈については「投球がうまいと感じるし、打たせるところだったり、空振りを取るところだったり、うまく変化をつけて投げている投手だと思う」。得たものがあったようだ。登板後は岩隈と会話をしながらグラウンドから引き揚げた。「『今日は良かったね』と言ってもらえた。岩隈さんには最後ちょっと怒ってたねと言いました」と投げ合ったことを喜んでいた。

 前田の投球をハニーカット投手コーチは「またまたいい投球だった。最初は連打を喫したが、その後はダメージを最小限に抑えたのが今日の最も印象的なところだった」と絶賛。ロバーツ監督も「危うい序盤から立ち直った修正能力は非常に評価できる。主力の打者に対してアジャストできる能力はわれわれが期待していたものだ」と褒めた。

 ドジャースとマリナーズは今季、レギュラーシーズンでの対戦はない。道のりは厳しいがワールドシリーズでの再戦が見たい。