“大誤審”に栗山監督怒った

2012年11月02日 11時00分

 日本シリーズ第5戦で誰もが予想しなかった事態が発生した。日本ハムの2番手・多田野数人投手(32)が“疑惑の判定”で危険球退場に。普段は温厚な日本ハム・栗山英樹監督(51)が珍しく怒ったのだ。

 5―2と巨人リードで迎えた4回無死1塁の場面、多田野の投じた初球がバントの構えを見せる巨人・加藤の頭付近を通過。その直後、加藤は頭の右側を手で押さえて倒れ込んだ。スローVTRで見る限りボールは打者の頭どころか、バットにすら当たっていないように見えたが…。このプレーに巨人・原監督が主審・柳田審判員にアピール。すると、判定は「頭部による死球で危険球退場」となった。

 これには栗山監督も黙っていられない。すぐにベンチから飛び出すと、鬼の形相で猛抗議。熱血指揮官は今季、試合後に涙を流したことはあったが、ここまで激高したの始めてだ。元ヤクルトの同僚でもある柳田審判に詰め寄ると「当たった」「当たってない」の押し問答。球場内にマイクでアナウンスしようとする主審を「ちょっと待って」と制してまで抗議を続けた。

 結局、栗山監督の“退場ギリギリ”の抗議は実らず判定はくつがえらなかった。球場内が異様なムードに包まれるなか、無死一、二塁で試合は再開。日本ハムは3番手・森内がピンチを広げ、坂本の犠飛で追加点を献上し、リードを広げられてしまった。

 本拠地・札幌ドームに帰ってから2連勝でシリーズの流れを引き寄せた日本ハムだったが、まさかの“誤審”でムードは最悪に…。第6戦以降の戦いに大きく影響しそうだ。

 

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