巨人主力 内情暴露の笠原元投手に怒り「週刊誌だけに話すのは筋が違う」「会見開いて全部言え」

2016年03月17日 06時00分

開き直ったかのように暴露を続ける笠原氏

 巨人ナインがかつての仲間に決別宣言だ。盟主の不祥事は収まる気配を見せず、野球賭博以外の金銭のやりとりにまで拡大。15日は阪神、西武でも「声出し」などの行為が行われていたことが明らかになるなど、問題は球界全体に飛び火し始めた。そんななか、今回の騒動の中心人物で、現在も各所で内情暴露を続ける「賭博常習者B氏」と笠原将生元投手には、多くの選手が不満爆発。元チームメートへ向け、主力の一人が本紙を通じて怒りのメッセージを発した。

 9日の高木京の涙の謝罪会見以降、笠原元投手とB氏の動きは活発化している。翌10日には、福岡市内で笠原元投手が経営に関わる飲食店が開業。14日には2人が一部メディアに並んで登場し、試合前の「声出し」で金銭のやりとりが行われていたことなどを暴露した。

 巨人では「誤解を招く恐れがある」(森田本部長)として、金銭のやりとりを含む習慣は現在は一切禁止となっているというが、球団を解雇された笠原元投手の口から過去の“内部情報”が次々と語られている現状を選手たちはどう感じているのか。11日付本紙で複雑な心境を吐露したナインとは別の主力選手が今回、元チームメートに対する怒りと、置かれた立場に対する本音をぶちまけた。

「そもそも野球賭博はアイツらがやっていたことでしょ? 関係のない人間にとっては本当に迷惑だし、正直もう勘弁してほしいですよ。クビになって、球団の調査にも応じないで、週刊誌とかだけに話すというのは筋が違うと思いますし。あえてチョコチョコと(ネタを)小出しにしているようにも感じるし『言いたいことがあるなら、会見を開いて全部言えよ!』と思いますよ」

 笠原元投手は自身のツイッターに「これからはもっと真実を言って行きます」(原文ママ)などと投稿し、今後も何らかの情報発信を予告している。これにも「なんでツイッターなのか。公の場に顔を出してしゃべれないのかなと思う」と憤りを隠せない。チームが福岡遠征中だった10日に笠原元投手が同市内に飲食店をオープンさせたことにも「偶然なのかもしれないけど、ふざけているとしか思えない」と神経を逆なでされたようだ。

 一方、チーム内では巨人に対して一方的に批判の矛先が向けられている現状への不満もくすぶっている模様だ。前出の主力は「なぜウチだけ?というのは正直ある。『声出し』がアウトなら、12球団アウトだと思いますよ」と吐露。その上で、金銭のやりとりが敗退行為への布石になるとの見方については「自分たちの年俸に影響してくるわけですから、それはないです」とキッパリ否定した。

 実際、この主力選手が告白した通り、15日には阪神と西武も「声出し」などで金銭のやりとりが行われていたことを発表した。騒動は巨人以外の球団にも広がりを見せ始めている。

 ただ、今回取材に応じた主力選手のように、ナインが笠原元投手らへの不満をいくら爆発させたところで、世間の巨人への批判の声がやむことはないだろう。今や野球賭博に関与した4選手だけではなく、「声出し」を含む金銭のやりとりが常態的に行われていた異様な環境そのものへの不信感が渦巻いているからだ。いずれにせよ、賭博問題には多くのナインが動揺を隠せず、現状はとても野球に集中できるようなムードではない。巨人は本当に存亡の危機にある。