中日のドラフト1位・小笠原慎之介投手(18=東海大相模)に中継ぎでの開幕一軍入りの可能性が浮上している。

 10日に卒業式を終えて斬新なツーブロックの髪形にイメチェンした黄金ルーキーは11日、3日ぶりに一軍合流。ナゴヤ球場のブルペンで森ヘッドコーチらが見守る中、直球を主体にスライダー、チェンジアップなどを投げ込み「腕が振れてきたのが一番」と充実した表情を見せたが、今後のオープン戦に先発予定は現段階ではなく、調整は中継ぎモード。その上で谷繁監督も「(開幕一軍に)慎之介だったら入ってこようとするし、大いに目指してやってほしい」と話した。

 12、13日は楽天とのオープン戦(静岡)。昨年のU―18W杯でチームメートだったオコエ瑠偉外野手(18=関東第一)と対戦の可能性もあるが、小笠原は「向こうは小笠原と思ってやってくると思うが、僕は意識せずに楽天の選手というイメージで投げます。変な気持ちがあるとよくないので」とあえて戦友を“無視”する。「うまくやろうとせず、自分の投球スタイルを貫いた上でゼロに抑えられれば…。そうじゃないと僕じゃない!」と気合を入れた。