ソフトバンクの松坂大輔投手(35)が3日、韓国・斗山との練習試合(宮崎・アイビー)に先発して、実に288日ぶりとなる実戦マウンドに立った。「久々の実戦でしたからね。少し緊張しましたね」と振り返った。

 先頭・金宰鎬への復活1球目は、内角高めに大きく抜けて、捕手・細川も捕れない137キロ直球。「緊張から来るすっぽ抜けということにしといてください」。その後は落ち着いた投球で、2回を投げて無安打無失点(三振1)だった。最速は141キロをマークした。

 結果については「僕の中では抑えることが第一ではない。課題は別のところにあるので」と気にしていないと話す。「(課題は)ほんと一つだけですね。それさえどうにかできれば、試合で投げられると思う」と説明した。