もし巨人入りしていたら…由伸監督が明かした“幻の大谷育成プラン”

2016年03月04日 06時00分

ベンチで渋い表情の由伸監督(左)
ベンチで渋い表情の由伸監督(左)

 日本ハム・大谷翔平投手(21)が2日、巨人とのオープン戦(札幌ドーム)で5回2安打無失点、8奪三振の圧巻投球。まだ3月上旬にもかかわらず、日本最速&自己最速タイの162キロをマークし、開幕へ向け万全の調整をアピールした。そんな大谷を、この日の対戦相手の巨人・高橋由伸監督(40)はどう見ているのか。かつて本紙に語った“幻の育成プラン”とは――。

 

 初回からパワーで圧倒された。先頭の坂本はボール気味の155キロ直球に手を出して空振り三振。二死後、3番・長野も簡単に追い込まれてからフォークで三振に仕留められた。打線はオープン戦3連勝の勢いを示すことなく、大谷に対しては5回で2安打無得点、8三振を喫した。由伸監督も大谷については「やっぱりいい球を投げる。なかなか攻略が難しい投手だなと思いましたね」とお手上げといった表情だった。

 

 実はその大谷について、本紙は昨季、まだ現役選手だった指揮官に話を聞いたことがある。日本ハムとの交流戦の直後だ。当時の大谷は打撃不振に苦しみ、球界では「投手一本でいくべき」という声が高まっていた。本紙は由伸監督に「仮に自分が監督だったら、二刀流を許すのか」と質問。すると背番号24は、しばらく真剣に悩んでいたが「彼は投げても、打っても一流。二刀流は自然じゃないかな。ただ、巨人だったら(二刀流は)難しかったかもしれないね」と答えてくれた。

 

 では仮に大谷が巨人に入団していたとして、投手か野手、絶対にどちらか選ばないといけないとしたら…。すると意外にも、由伸監督は「バッターだね」と即答。「彼がすごい投手なのは間違いない。でも、速い球を投げる投手なら何年かに1人はいる。超一流の打撃能力とセンスを持った選手というのは、なかなか出てこないものだからね」と理由を語っていた。

 

 由伸監督も現役時代は高い打撃技術と長打力を兼ね備え、“天才”の名をほしいままにした。それでも「俺は大卒だったし、大谷君のほうがすごい選手になるかもしれないよ」とまで言うほど、ほれ込んでいた。

 

 この日は自ら送り出した打線が「投手・大谷」の前に屈服。マウンドで躍動する21歳を、今季から指揮を執る立場へと変わった由伸監督はどんな心境で見つめていただろうか。

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