沖縄・名護での2次キャンプがスタートした18日、稲嶺進名護市長(70)が日本ハムキャンプを訪れ2020年キャンプから使用する新球場改修工事のスケジュールを発表した。

 この日の練習を前に選手に激励のあいさつをした稲嶺市長は「この球場は長い間使っていただきましたけども傷んでまいりました。来年のキャンプが終了した後に全てを取り壊して新球場を造ってまいります。新球場ができるまで不便をおかけすることになりますが、20年のキャンプには間に合わせます」と1978年から38年間、日本ハムのキャンプ地として使用してきた名護市営球場の全面改修に言及。総工費30〜35億円をかけ両翼100メートル、中堅120メートル、収容観客数6000〜8000人規模の新球場の建設計画を改めて口にした。

 老朽化が進んでいる現球場は来年の2次キャンプ終了後、取り壊され19年12月までの完成を目指す。その間、チームは1次キャンプを今年同様、米アリゾナ州ピオリアで行い、2次キャンプを17年は名護、18〜19年は現在二軍が使用している国頭村のくにがみ球場で行う予定。新球場は20年春季キャンプから使用することになる。

 球団は今年から19年までの1次キャンプを提携先であるパドレスのキャンプ施設、米アリゾナ州ピオリアのスポーツコンプレックスで行うことを決めている。