【アリゾナ州グレンデール発】米情報サイトの「ベースボール・プロスペクタス」は17日(日本時間18日)、2016年シーズンの個人タイトルの行方を予想し、ドジャースの前田健太投手(27)をナ・リーグ新人王レースの2番手にあたるトップ・コンテンダー(挑戦者)の一角に挙げた。

 同サイトは新人王を前田の同僚、コリー・シーガー内野手(21)と予想。昨年9月3日にメジャーデビューし、27試合に出場して打率3割3分7厘と結果を出した。また、挑戦者には昨年4勝を稼いだメッツのスティーブン・マッツ投手(24)とナショナルズのトレア・ターナー内野手(22)を列挙。ダークホースとしてレッズのジョン・ラム投手(25)を選んだ。

 前田に対する同サイトの期待は高い。「ドジャース先発ローテの溝を埋めることを期待されている。もし相手打者が彼の独特な投球フォームに苦労すれば、レースを先んじることができる。スカウトによって先発4番手との評価もあるが、もし2番手のような投球をすれば、シーガーから新人王を奪取する強力な候補となるだろう」

 前田はすでにキャンプ地に入り、ブルペンで投球練習するなど順調だ。ドジャースのバッテリー陣は19日(同20日)が集合日で、20日(同21日)がキャンプ初日となる。