【アリゾナ州ピオリア9日(日本時間10日)発】日本ハムの大谷翔平投手(21)が実戦初登板となる10日(同11日)の韓国・ロッテとの練習試合に向けて調整を行った。

 午前中にキャッチボール、投内連係など軽めの投手練習を行った大谷は午後の個人練習ではフリー打撃を行い57スイング中、柵越えは1本だった。

 初登板に向け大谷は「今までいい練習ができていると思うので、それを形にして試合で出していけたらいい」と意気込みを語り、求める結果と内容へのこだわりを「もちろん点をやらないということと、やる以上は打たれたくないという気持ちでやる。プラス自分でやりたいこと、試合の中でしかできないことを消化していきたい」と言及した。

 その上で投球のテーマについて「とりあえず真っすぐじゃないですか。当然、真っすぐを狙ってスイングしてくる中で、どういう形で押し切れるのか。あとは変化球の精度。走者を置いた状態でどういうふうにできるか。(走者が)出たら出たで自分の練習にもなる。出ないなら出ないに越したことはないですけど」と語った。

 最後に「(ロッテ戦は)全力で投げると思います。それが100%の力かどうかは分からないですけど。特に相手によって変えるということはない。今年最初の先発なので楽しみです」と翌日の登板を見据えた大谷。162キロ右腕の4年目がここから始まる。