絶縁「KKコンビ」に周囲から驚きの声

2016年02月05日 16時00分

2008年7月、フリー打撃で“対決”した清原容疑者(右)と桑田氏

 巨人OBで評論家の桑田真澄氏(47)が4日、巨人宮崎キャンプを訪問。PL学園時代からの盟友で、覚醒剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者(48)について口を開き、2人が絶縁状態だという衝撃的な事実を明らかにした。それでも、桑田氏は相棒の更生を強く願い、「KKコンビ」の意外な関係を知った周囲からは驚きの声も上がった。

 清原容疑者逮捕の一報は「知人からの連絡」だった桑田氏。続けて明かしたのは、ショッキングな事実だ。同氏は事あるごとに「いろいろ噂が出るのは良くない。お前も気をつけなくちゃダメだぞ」と注意したというが、3年ほど前に清原容疑者から「一切、関わらないでくれ」と絶縁を言い渡されて以来、接触していないという。

 桑田氏は「小姑(こじゅうと)のように言い続けてきた。彼にとっては耳障りだったと思う」と振り返ったが、その後も盟友のことを気にかけてきた。「昨年末も、よくテレビに出ていましたのでね。本当に安心して『頑張っているな』と思っていて…。1月にあったPL学園のOB会でも、同級生みんなで喜んでいたんですけどね。またみんなで会いたいなという話もしましたし、そういう矢先だっただけに、非常に残念」と沈痛な面持ちで語った。桑田氏の告白と、清原容疑者との知られざるやりとりを知り、2人を知る関係者は一様に驚いた。3年前から絶縁していたという事実も衝撃的だが、KKコンビが在籍していた当時を知るベテランスタッフが「意外に感じた」のは、桑田氏の清原容疑者に対する強い思いだ。

「ウチに2人がいたときは、会話している場面もほとんど見たことがなかったし、お世辞にも仲がいいとは言えなかった。だから桑田さんがキヨさんに何度も電話していたという話は正直、信じられない。僕らが知る以上に2人の絆は強かったということなんでしょう」

 確かに、この日の桑田氏から強く伝わってきたのは、友の更生を願う思いだ。「僕たち2人は高校時代から、野球から、あんなに幸せを頂いたんですから、他の選手以上に恩返ししていかなくちゃいけない使命がある」と明言し、清原容疑者に「人生には代打もリリーフもいない。自分の人生でも、きれいな放物線を描く、逆転満塁ホームランを打ってもらいたい。それが今の一番の思い」と言葉を贈った。

 最後に、清原容疑者と今後、接触する意思があるかについては、こう明かした。「彼が頑張るということが大前提ですが、僕だけじゃなく、みんなで支えてあげるということも必要だとは思います」

 考えられるのは公判での情状証人だ。1993年3月、評論家の江夏豊氏が覚醒剤取締法違反で逮捕、起訴された際、現役時代の好敵手だった江本孟紀氏と衣笠祥雄氏が証人として出廷し、情状酌量を訴えた。

 清原容疑者の更生への道は、まずは厳しくも優しい盟友の言葉を再び受け入れることから始まるのかもしれない。