右投げ左打ちは不利

2012年03月03日 16時00分

【2012年の統一球対策(3)】右投げ左打ちは統一球に向いていない——。本紙データ班が昨季を分析すると、この仮説が浮上した。


 昨季15本塁打以上を記録したのはセ13人、パ8人の計21人。このうち右投げ右打ちが15人で左投げ左打ちは3人。しかし球界に数多い右投げ左打ちでクリアしたのは巨人の阿部、高橋由、阪神・ブラゼルの3人だけ。パは11本の日本ハム・糸井が最高だった。


 ポイントは「利き腕」にありそうだ。統一球を遠くに飛ばすには押し込む腕の力が必要となるが、右投げ左打ちの打者は押し込む腕が利き腕ではない。以前なら押し込めたものが、難しくなったというのが右投げ左打ち打者が“低迷”した大きな原因と見る。


 導入2年目の今季も、本塁打数を伸ばすのは「右右」打者だろう。本紙が注目するのは後半戦だけで15本塁打した広島・栗原と、打撃フォームを変更するまで量産していた日本ハム・中田。通年で好調を持続できればキング争いに加わってくるはずだ。他では昨季ブレークした中日・平田、西武・浅村の2人。それぞれ11本、9本からどこまで伸ばしてくるか。


「右左」選手としては昨季114試合出場ながら20本塁打した〝怪物〟阿部に注目。シーズン序盤は故障で出遅れたが、7月以降は16本塁打と、統一球を飛ばす〝コツ〟をつかんだと見る。どこまで「右右」打者に迫れるか…。

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