「順調回復」松坂大輔 再発防止への工藤監督の親心

2016年01月29日 16時00分

工藤監督(左)と笑顔で話す松坂

 今年は信用して大丈夫なのか――。昨季は一軍登板なしに終わったソフトバンク・松坂大輔投手(35)が28日、福岡市の西戸崎合宿所で練習を公開し、視察に訪れた工藤公康監督(52)に順調な回復ぶりをアピール。

 昨年8月に右肩の手術を受けてからほとんど公の場に姿を見せることはなかったが、ここまでリハビリは順調だという。昨年11月にはキャッチボールを再開。年明けから米・ハワイを中心に自主トレを行い、この日は40メートルの距離で約25分間のキャッチボールを行った。すでに2度のブルペン入りをしているといい、松坂は「ボールを投げることに不安、痛みがない感覚はいつ以来かなと毎日のように思っている」と投げられることがうれしくて仕方ない様子。開幕ローテーション入りにも「1つの目標にしたい」と意欲的だ。

 ただ、工藤監督は慎重な姿勢を崩さない。「ひとつ心配事が消えて、投げられると感じながらやっているように見える。球数も投げているし、本人の顔を見ても不安そうに投げてる感じはなかった。そこはひと安心」と胸をなで下ろしつつも「『はい、またやっちゃいました』がないように気をつけないといけない」とくぎを刺すことを忘れなかった。2月1日から始まる春季キャンプでB組(二軍)スタートにしたのも、昨年の悔しさを晴らそうと躍起になっている松坂を焦らせないためだ。

 9年ぶりの日本球界復帰で期待を裏切った平成の怪物は、2年目に向けて「医学的には100%の状態と先生から言われている。今年は福岡のマウンドに立って元気な姿を見せたい」と力を込めた。完全復活できるかどうかは、時間をかけてジャッジする必要があるかもしれない。