阪神の新助っ人マット・ヘイグ内野手(30)が27日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

 マートンに代わって入団したヘイグは「本当に興奮している。伝統あるチームであることは分かっているし、チームの勝利に貢献したい。新しい国で新しいことに挑戦するのは楽しみ。金本監督は実績ある方なんで学んでいきたい」と話した。

 昨年はブルージェイズ3Aで打率3割3分8厘、11本塁打、92打点の好成績でインターナショナルリーグMVPに輝いた。それだけに中軸打者として期待も大きく「自分としてもそう思われるのは光栄」と胸を叩く。

 不振に陥った際、予想されるファンのヤジにも「気にしてプレーはできない。自分がしっかりやればサポートもついてくる。悪い方に考えずにやる。失敗もあると思うが、失敗から学んでいくよ」と頼もしいセリフを口にした。

 ブ軍時代に同僚だった川崎宗則内野手(カブスとマイナー契約)からは「実績があるんで、自分のものを出せばいい」「しっかり、すしを食べてこい」との助言ももらったといい、すでに「カンパイ!」など片言の日本語はマスター済み。「5番・三塁」を期待される助っ人の今後に注目だ。