大谷増量で古傷再発リスクは?

2016年01月27日 16時00分

大谷の肉体改造は吉と出るか、凶と出るか

 100キロボディーを手にした日本ハム・大谷翔平投手(21)の肉体改造の弊害を不安視する声が上がっている。

 

 大谷は今オフ、1日7食の食トレと筋トレで7キロのビルドアップに成功。身長193センチで、体重100キロ超は“メジャーレベル”だ。大谷は今回の肉体改造の目的を「絶対的に必要なもの。強さがないと扱いにくいボールがある。身長がない人よりは必要かなと思う」と語っているが、その一方でやはり投手としてのアノ問題が心配されている。

 

 昨年も前半戦で2度発症し、その後の登板回避や野手出場にも影響を与えた“右ふくらはぎ痛再発のリスク”だ。1月8日の時点で大谷はすでに「(体重増で)これからヒザにも負担がかかってきますし、やることは増える」と課題を口にしていた。筋肉の増量分だけ再発リスクも増すだけに、やはり実際に公式戦で投げてみなければ分からない不安はつきまとう。

 

 昨年まで西武、ロッテで計14年間、トレーニング、フィジカルコーチを務めた大迫幸一氏(62)は「筋量を増やした分だけ、ケガのリスクも当然出てくるでしょう。大きな筋肉を鍛えて増やしたのならそれを支える土台部分の細かい筋肉やインナーマッスルの強化は必須」と語り、こう続けた。「理論派の中垣(トレーニングコーチ)がしっかりトレーニングメニューを考えてやらせているだろうから心配はいらないだろうけど、そこ(ふくらはぎ周辺)を鍛えるなら坂道や山道を走らせたり、つま先に重心をかけるような走力メニューが有効になってくる。地味で面白みがなく、きついメニューをどれだけ根気よく続けられるかがケガをしない体づくりのためには不可欠」

 

 今オフの取り組みが評価されるのは、何よりケガをすることなく最大の成果を出せてこそ。大谷は28日のアリゾナキャンプ出発に向け、現在は98キロ程度への絞り込みを行っている。