ソフトバンクが26日、今季使用される新スローガン「熱男 2016」を発表した。主砲・松田が本塁打パフォーマンスとして絶叫し、大ブームとなった昨季の「熱男」をそのまま引き継いだ格好。工藤監督は「いろいろ検討させていただきまして、勝つために諦めない姿というのはファンの方にも強い印象を与えてくれた。強いホークスというイメージをそのまま引き継いで、より熱く強い気持ちをもって3連覇を目指す。今のホークスには、この言葉が合ってるかなと思っている」とスローガン継続の理由を説明した。

 どうして継続使用となったのか。工藤監督は「(他の候補を)パッと見させていただいた時に、どう見ても熱男を超えるものがなかった。僕が一番最初に熱男がいいんじゃないと言った」と、もともとは候補にもなかった言葉を採用した理由を説明したが、球団関係者によれば「チームには“去年と同じスローガンではいけない”という不文律があった」とのこと。にもかかわらず工藤監督が「現時点で熱男より劣っているものを採用できない」として強行突破したという。

 工藤監督は「同じじゃないよ!“2016”が付いてるから」と笑ったが、すっかり「熱男」が気に入ってしまったようだ。