他の韓国選手とは対照的な李大浩の低評価ぶり

2016年01月26日 16時00分

去就が決まらない李大浩

 メジャー挑戦を目指しソフトバンクから自由契約となっている李大浩内野手(33)が“KBOバブル”のあおりを受けている。

 

 昨季、5試合8打点という日本シリーズ記録で韓国人として初めて同MVPを獲得し、ソフトバンクの日本一連覇に貢献。プレミア12でも韓国の4番DHとして祖国の初代王者に貢献し、指名打者部門でベストナインにも輝き、晴れてかねての夢であるメジャー挑戦に打って出た。

 

 しかし、今もMLB球団との契約成立は実現しておらず、ボストン・グローブ紙がスカウト談話として「彼のスイングにはいくつかの穴がある」と“欠陥商品”の烙印を押すような屈辱的な扱いさえ受けている。

 

 一方では、韓国プロ野球で2年連続50本塁打をマークした韓国代表の5番・朴炳鎬(パク・ピョンホ)内野手(29=前ネクセン)がポスティングシステムでは韓国史上最高落札額の1280万ドル(約15億1040万円)でツインズ入り。本契約も4年1200万ドル(約14億1600万円)と高評価を勝ち取り、同じくプレミア12で3番を打ち、MVPに輝いた金賢洙(キム・ヒョンス)外野手(28=前斗山)もオリオールズと2年総額700万ドル(約8億2600万円)で合意し、韓国代表で4番・李大浩の前後を打っていた両スラッガーが晴れてそれぞれの夢をかなえている。

 

 なぜ日本球界4年間で通算打率2割9分3厘、98本塁打、348打点をマークした李大浩だけが不当な扱いを受けているのか。その理由を韓国球界に詳しい球界関係者はこう分析する。

 

「要は去年、ポスティングでパイレーツに移籍した姜正浩(カン・ジョンホ=28)がアジア人として初めてシーズンを通して遊撃のポジションを守り切り、結果(126試合で打率2割8分7厘、15本塁打、58打点)を残した。その恩恵をKBO(韓国野球機構)組の朴と金は受けたけれども、NPB所属の李には無関係だったということでしょう」

 

 プレミア12で韓国に敗れただけでなく、日本球界は今や、メジャーの評価も“韓国以下”となってしまったのか。