DeNAのドラフト4位・戸柱恭孝捕手(25=NTT西日本)が24日、“ラミちゃん流”を歓迎した。

 チームメートの4年目内野手・白崎が駒大の同期でもある戸柱は、一軍・宜野湾キャンプ同行も決定済みで「ようやくスタートライン」と気合十分。即戦力として期待されており、黒羽根、嶺井、高城らとの定位置争いにも「今年が勝負」と一歩も引き下がるつもりはない。

 一方で、捕手として気になる話も出てきた。アレックス・ラミレス新監督(41)が23日のトークショーで「IQの高いキャッチャーは必要ない。試合はベンチからコントロールする」とベンチがリードを行うことを宣言したのだ。

 1球ごとにベンチとサイン交換をすれば時間もかかる上、敵スコアラーに分析される恐れがある。それを防ぐには何パターンもの複雑なサインが必要だが、そうなれば今度はサイン間違いなどのミスにもつながる。

 ただ、社会人時代からリードに定評のあった戸柱は、これを気にする様子はない。「実は社会人1、2年目に佐々木(誠)監督(現ソフトバンク三軍打撃コーチ)の時は、ベンチからサインが出ていました。プロで活躍された監督だったので、間違えたら厳しかった。サインを覚えるのが大変で毎日、夜遅くまで覚えていました。経験があるので大丈夫です」

 さらに戸柱は「あれほどの大打者がどんなリードを指示するのか、楽しみ」。キャンプでのアピールも成功させて新監督のハートをつかめるか、注目だ。