地獄キャンプ宣言の一方で…金本阪神は“サボり方”も重要

2016年01月23日 16時00分

金本監督

 阪神は22日、キャンプに向けてコーチ会議を行った。金本知憲監督(47)は沖縄・宜野座、高知・安芸の一、二軍入れ替えについて「明らかにチンタラしていたら(キャンプ)初日からでも(二軍降格が)ある。去年から言っていることなので『何を考えているんだ』ということになる」と調整不足の選手に対して厳罰を科す方針を示した。さらに「トレーニングルームが休憩の場ではないことをはっきりさせたい」と強調したが、その一方で「コーチは目を光らせると思う。選手はうまいこと手を抜いてサボってください」とも呼びかけた。

 

 高卒3年目外野手の横田を初めて一軍キャンプに抜てきするなど、若手育成もテーマになるキャンプだけに、ナインには泥だらけになるほど懸命に練習することが求められるはず。“サボり容認”は矛盾しているようだが、そこには金本監督なりの狙いがあるという。

 

「新監督1年目のキャンプとあって、例年以上の注目がグラウンドにも注がれる。そんななかで周りに分からないようにサボるためには工夫がいるし、クレバーでないとできない。言われたことをこなすだけでなく、そうした賢さを求めているのだろう」(球団関係者)

 

 生き馬の目を抜くような競争の激しいプロ野球界では真面目にコツコツだけでは生きてはいけない。紙一重の勝負をものにするため、そして一流のプレーヤーになるためには、ときにズル賢さも必要になる。そんな要素を若虎が兼ね備えているか。指揮官はそれも、このキャンプで見定めようとしているわけ。「若い選手は他の選手を押しのけてでも『(自分を)見てくれ!』となってほしい」と話した金本監督だが“サボり方”もアピールの鍵を握りそうだ。