竜のダル2世「違うのは知名度がないこと」

2012年03月14日 10時00分

【プロ野球:オラがチームのダルビッシュ(2)】中日・西川健太郎投手(18)

 中日で〝ダルビッシュ2世〟の呼び声が高いのがドラフト2位右腕の西川健太郎投手(18=星稜)だ。


 184センチの長身から投げ込むMAX147キロのキレのある直球に、右肘をしなやかに使ったきれいな投球フォーム。鈴木二軍監督は「将来は中日のダルビッシュになれる素材。フォームはもう完成されていて、これは教えてできるものじゃない。ボールの質や回転もいいし、球足が伸びてくる。体の線が細くて、スタミナがないことが課題だが、西川をダルビッシュの入団時と比べるなら、違うのは知名度がないことかな」と最大級の賛辞を贈る。

 

 小学校時代から地元・金沢市内のバッティングセンターにほぼ毎日のように通い詰めて体を鍛錬してきた。


「とにかく野球が好きで、エースで4番を目指していただけ。毎日、父(雅幸さん)に連れていってもらえたことで、継続の大切さが身についた」


 しかし、中学3年の時に雅幸さんが病死(享年57)。母・由紀子さんが女手ひとつで育ててくれた。「プロ野球選手になれたのは父と母のおかげで本当に感謝している。あとは結果を残すだけ。この世界で成功して将来は母に家を建ててあげたい」ときっぱりだ。

 

 ダルビッシュについては「たまに周囲から(タイプが)似ているとか言われるけど、自分で意識はない。向こうは力で抑えるタイプだし、それに器が全然違いますよ」と話しながらも大目標。「日本を背負ってメジャー挑戦するなんてかっこいい。憧れです」。竜のダル2世は燃えている。

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