西武フロントが森に“打てる捕手”への成長を期待

2016年01月20日 16時00分

 西武・森友哉捕手(20)の“DH安泰ムード”をフロントがけん制している。

 

 プロ3年目を迎える森はオフ限定の金髪を黒髪へと戻し、気持ちを切り替えて自主トレに励んでいる。

 

 19日は西武第二球場での自主トレを公開し「正捕手になるためには何もかもが足りない。人一倍やらないと」と昨季なかった捕手での出場に意欲を燃やした。昨秋キャンプからは“本業”の捕手に再挑戦。1年間のブランクを乗り越え、侍ジャパンも待望する「打てる捕手」への険しい挑戦を今キャンプでも継続していくことになる。

 

 ただ現実的には正捕手でオフに2年契約を結んだ選手会長・炭谷によほどのことでもない限り、森がその座を奪う可能性は極めて低い。必然的に開幕の定位置は昨年も結果を出したDHに落ち着きそうだが、そんな安泰ムードを鈴木球団本部長は一喝する。

 

「森にはキャッチャーをやらせるし、若いんだから(外野も含め)守ってもらわなきゃ困る。今年のDHは基本的に中村、メヒアを休ませながら使うポジションだし、場合によっては栗山に入ってもらう可能性もある。森のためのポジションではない」

 

 守備の心配をせず、与えられた打席だけに集中したいタイプの森にはショックかもしれない。ただ、体に不安を抱える2人の主砲を守らせ、20歳の若手がデンとベンチに構えている光景はどこか不自然で、いさかいのもとにもなる。少なくともキャンプでは正捕手を奪いに行く気概を見せ、右翼の守備練習も必死でこなすギラギラした背番号10の姿勢を周囲は期待しているのだが…。