若トラに金言!引退の藤井氏が“男前捕手講座”

2016年01月18日 16時00分

「男前」講座を開講した藤井氏

 正捕手不在に悩む阪神で、昨年オフに現役を引退してフロント入りした藤井彰人氏(39)が、今春キャンプを前に“男前流・捕手講座”を開講したことが分かった。金本監督も頭を抱える問題。伸び悩む後輩捕手らに藤井氏が送った「金言」とは…。

 

「顔しか取りえがないんで…」の決めゼリフから「男前」の愛称で親しまれた藤井氏は、扱いが難しいメッセンジャーをはじめ、投手陣から絶大な信頼を受けた。引退後も球団内から「後輩の捕手に助言をしてほしい」と“男前講座”のリクエストが舞い込んだが、すでに「開講」していた。

 

 目下、阪神では正捕手が不在。昨年はベテランの鶴岡が奮闘したぐらいで、若手の梅野、清水、小豆畑がドングリの背比べ状態。どんな「金言」を授けたのか。

 

 藤井氏は「捕手は投手に信頼されるために普段のコミュニケーションがすごく大事。『髪、切った?』とか『今日の服ええやん』とか、常に気にかけて声をかける。『俺のこと見てくれてるんだ』というだけで投手との距離はグッと近づく。信頼って、そういうことの積み重ね。今の若手を見ていると(気配りが)ちょっと少ないよね」と自身の経験を踏まえながら、投手陣との信頼の築き方を明かした。

 

 その上で、来月に迫った春季キャンプの過ごし方が、捕手に取って最重要と力説。「最近の選手はキャンプで、いつも気の合う者同士で食事を取っている。俺から言わせたら、もったいない! 俺は食堂で投手を見つけたら、先輩でも『ここ、いいですか?』って言って一緒に食ってた。お互いの考えを知るチャンス。シーズン中は、選手それぞれが外に食べに出てバラバラになるから、なかなかできない。キャンプは食堂に行けば、みんなと話せる」

 

 敵を知る前に味方を知る。それが互いの信頼を生み、後にリード面にもつながったという。とっつきにくい相手や周囲から“悪評”を耳にした問題のある選手でも「3回は自分から声をかけるようにしていた。話してみないと分からないから」。

 

 まさに、これでもかの“男前対応”。講座を受けた3年目の梅野は「今年は必ずスタメンで100試合以上出る!」と力こぶ。藤井氏の「金言」で正捕手が誕生すれば、金本監督も大喜びだ。