細かすぎ?巨人新人スタイリング講座

2016年01月19日 10時00分

ネクタイを結ぶ桜井。左は育成5位の大竹秀義

 巨人のドラフト1位右腕・桜井俊貴投手(22=立命大)ら新人15選手が17日、ジャイアンツ寮で開かれた「スタイリング講座」に出席した。報道陣に初公開された同座学は、プロとしての身だしなみがテーマで、驚くべきは内容だ。あまりの細かさにルーキーたちの間に動揺が広がった。昨季、チームは野球賭博で揺れただけに、球団は入団1年目から選手たちの中身もスタイルも紳士になるよう徹底させる構えだが…。

 

 ルーキーたちも始まるまでは「何の講座なんですか?」と、よく分かっていなかった「スタイリング講座」。ベールを脱いだ内容は“公人”になった巨人選手としての服装のレクチャーだった。

 

 講師役に招かれたファッションディレクターの森岡弘氏は「皆さんは人に見られる側に立った。自分をどういうふうに見せるか。昔は結果さえ残せば、パンチパーマにネックレスでも許されたかもしれないが、服は性格や自分が出る。だらしない人は、だらしない格好をしている」と服の印象の大切さを説いた。

 

 約1時間の講義では、服のサイズや色遣いの指導もあったが、最も時間を裂いたのはネクタイの締め方だった。同氏によると、理想的な結び目の形は「正三角形ではなく二等辺三角形」で「シャツの(一番上の)ボタンを留める」。結んだ時の長さは「ベルトのバックルぐらい」と細かく具体的に、新人たちにアドバイスを送った。

 

 メモを取りながら講義に聞き入った桜井は「イメージを良くしたいです」と誓ったが、中高生への生活指導並みの細かい内容。ルーキーからは「とても勉強になりましたけど、ネクタイを結ぶだけでも、こんなにいろいろあるんですね…」と戸惑いの声も聞かれた。

 

 ここまで踏み込んだ座学は他球団を見渡しても、あまり例がない。この講座は、昨年は非公開で行われたが、チーム関係者によれば「去年は、こんな柄の服には、こんなネクタイがいいとか、袖の長さは、これぐらいがいいとか。ジーンズをはくにも色合いはどれがいいとか、細かい指導があった」。

 

 今年は、さわやかな由伸監督が就任。森岡氏が「巨人は紳士の球団。巨人のイメージを受け継げるのは彼しかいなかったと思う。クリーンだし、スタイリッシュでファンがものすごく付いている」と話したように、球団側はクリーンなイメージを前面に押し出している。

 

 今後、新人たちの身だしなみや日常生活に向けられるチェックが、ますます厳しくなるのは確実。グラウンド内外で気の抜けない日々を送ることになりそうだ。

関連タグ: