多村と育成契約で中日に波紋 落合GM対谷繁監督のバトル再び?

2016年01月17日 10時00分

再起を誓った多村だが、周囲は・・・

 中日がDeNAから戦力外通告を受けた多村仁志外野手(38)と育成選手として契約したことにチーム内で波紋が広がっている。


 今回の獲得は落合博満GM(62)主導で行われたが「何で多村なの、というのは正直ある」とベテランスタッフは首をかしげる。中日はオフに山本昌、小笠原、和田、さらに谷繁監督などベテランが一斉に現役を退き、若返りを図った。「せっかくチームが若返ったのに何でまた40歳近い選手を獲るのか分からない」というのだ。


 多村獲得の理由についても疑問の声が出ている。西山球団代表は「点が取れるバッター。実力、実績を間違いなく持っている」と話したが、チーム関係者は「だったらベンちゃん(和田)を残せば良かった」。ともに右打者の外野手で長距離ヒッターだが、実績なら多村よりむしろ和田のほうが上。和田は昨季も、ヒザのケガから復帰すると79試合に出場して218打数65安打、打率2割9分8厘、5本塁打、26打点の成績を残したが、一方の多村はシーズンの大半を二軍で過ごし、わずか4試合の出場で打率1割4分3厘、0本塁打に終わっている。


 多村をめぐっては落合GMと谷繁監督の間も危惧されており「谷繁監督は広島からFA宣言した木村(昇吾)を欲しがった。でも落合GMの反対であきらめたいきさつがある。一方で落合GMは自身と縁の深い多村を獲得だからね。権限はGMにあるとはいえ、監督は面白くないのでは…」(別のチーム関係者)。


 年俸は300万円(推定)、背番号は215。ナゴヤ球場で会見した多村は「野球ができる喜びを感じている。一日でも早く一軍に上がって活躍したい」と意気込みを語ったが、その余波はしばらく続きそうだ。