大野がお手本!?中日新人に手抜きのススメ

2016年01月14日 16時00分

自主トレに励む小笠原(手前)ら中日のルーキーたち

 中日で、ドラフト1位・小笠原慎之介投手(18=東海大相模)ら新人選手に向けて、大野雄大投手(27)を「見習え!」との声が出ている。

 

 大野は昨季、3年連続2桁勝利を達成し、年俸も1億円を突破。プレミア12では侍ジャパンにも選出されるなど名実ともにチームの顔となった左腕だが、新人が見習う部分は何と手抜き。

 

「あいつは新人のときに手を抜いていた。手を抜くのは決して表立っていいと褒めることはできないけど、実はそういうことができることも大切なんだ」と、球団幹部の一人は訴える。

 

 ドラフト1位で指名された大野は、入団時には左肩を痛めていたため投球練習できず、スカウトは当時の新人合同自主トレを「肩が悪いんだから、せめて走るほうで頑張ってくれよ」と祈るように見つめた。

 

 ところが、長距離走などで他の選手が快足を飛ばす中、大野は後方をトロトロ。「走るのもダメなのか」と周囲をガックリさせたが、翌年の合同自主トレでは打って変わってトップを楽々と激走。驚いたスカウトが大野に聞くと「走るのは結構、得意ですよ」と涼しい顔で答えたそうだ。

 

「1年目のときはコンディションもよくない。(大野は)無理してもしょうがないと抜いていたんだよ」(球団幹部)。新人は選手、首脳陣、報道陣、ファンなど、多くの人から注目を浴びる。普通なら必要以上に張り切ってしまうが「そんな状況でも手を抜けるずうずうしさを大野は持っていた。それがプロで成功できる選手」(ベテランスタッフの一人)。

 

 いかにうまく抜くか。小笠原ら新人選手の重要なミッションになりそうだ。

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