巨人ドラ1・桜井が“フランシスコショック”の背番号「21」を浄化

2016年01月15日 10時00分

「21番」のイメージ回復を誓う桜井

 巨人のドラフト1位・桜井俊貴投手(22=立命大)が13日、背番号21の“救済”に立ち上がった。自らが背負う「21」は、かつて故藤田元司氏や堀内恒夫氏らが新人王を獲得した“出世番号”だが、昨季はあのダメ助っ人の影響で球団内にはイメージ復活を願う声もある。そんな期待もかけられる右腕が本紙に語った決意は――。

 

 巨人の新人合同自主トレは、この日から第2クールに突入。いてつく寒さの中、桜井はキャッチボールやジャイアンツ球場内にある急勾配の坂道ダッシュで汗を流し「疲れはないです。順調にきています。焦ってしまうと失敗する。初心を忘れずに緊張感を持ってやることが大事だと思います」とマイペース調整を強調した。

 

 宮崎春季キャンプに万全の状態で臨むためにも、何度も「ケガをしないように」と口にしているが、それは周囲の思いをヒシヒシと感じているからこそだ。球団は1年目からのローテ入りを期待しているだけでなく「去年が去年だったからねえ…」と、桜井が背負うことになった背番号21の“浄化”を望んでいる。

 

 巨人の21番の系譜をたどれば、1957年の藤田氏、66年の堀内氏は新人王を獲得。21世紀に入ってからは、木佐貫氏(現巨人スカウト)や高橋尚成氏が背負った輝かしい歴史を持つ伝統の背番号だ。しかし、昨年は貧打解消の起爆剤としてシーズン途中に加入したフランシスコが大誤算。守備や素行面で難を露呈し、バットも空回り。一軍出場はわずか5試合にとどまり、打率1割6分7厘、0本塁打、1打点、11三振と散々で、1年で退団になった。

 

 そんな背番号21の歴史を桜井は熟知していた。「歴代の偉大な先輩たちに恥じないようにしたい」と抱負を語った桜井は「去年ですか? フランシスコ…ですよね!?」。忘れられかけた元助っ人の名前をインプットしていた。

 

 球団側の“もう一つの期待”を伝え聞くと「あまり考え過ぎずに、悪いイメージがあるならボクが変えます。過去は忘れてもらえるように、巨人の背番号21は桜井というようにしたい」と力強く宣言した。

 

 ドラ1右腕が、ルーキーイヤーからの大活躍でチームの“フランシスコショック”を拭い去れるか注目だ。

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