ソフトB・大隣 イニング数大幅アップでドカンと寄付だ

2016年01月13日 11時00分

高谷(右)とともに病院を慰問し、子供たちにサインを書く大隣(中央)

 ソフトバンク・大隣が12日、シーズンを通しての完投増で、イニング数の大幅アップを目標に掲げた。昨季は完全復活を目指したものの、左ヒジの手術もあり、11試合の登板にとどまった。昨年始めた寄付活動を継続するだけに、1イニングでも多く投げチームに貢献する。この日は、福岡市立こども病院を慰問。ファンとの交流で今季への意気込みを新たにした。

 

 この日の大隣は、子供たちとのふれあいで終始、ニッコリ笑顔。「僕らとしても元気がもらえた。勇気づけられるような姿をテレビやヤフオクドームで見てもらえるように、気持ちを新たにやっていきたいですね」と話した。

 

 そんな左腕が目指すのが投球イニングの大幅アップ。「イニング数を投げるということは、結果が出ているということだし、意識しやすい部分はある。先発としての役割を果たすことができれば、少しでも多くのイニング数を投げられると思う」という。

 

 そのためにも完投を増やし、シーズンを完走するつもり。ここ3年は国指定の難病・黄色靭帯骨化症の影響などもあり、フルシーズンでの活躍はできていないが、2012年には177回1/3を投げており「そこの感覚は持っている」。昨季は11試合の登板ながら2完封を含む3完投で「試合展開もあるが、完投数は増やしたいと思う」と話した。

 

 モチベーションもある。大隣は昨季から自身と同じ難病と闘う患者団体「全国脊柱靱帯骨化症患者家族連絡協議会」へ1イニング投げるごとに1万円を寄付する支援活動をスタートさせた。しかし、昨季は「支援をさせていただくと話した矢先でしたからね。自分でも悔しかったですね」。シーズン途中で左ヒジのクリーニング手術を受けることとなり、74回1/3の登板にとどまった。

 

 もちろん、活動は今季も継続するだけに「野球を続ける間はやっていきたいと思っていますからね。少しでも多く投げることができれば、支援もできるし、チームに貢献することができる」。フル回転に向けて強い意気込みを口にした。

 

 完全復活をかける1年だ。「いいシーズンになるようにしたい。今年は平成28年。(自身の背番号)28の年になるように頑張りたい」。“鉄腕28号”となるべく、大隣が燃えている。