“怪物打撃マシン”巨人がバント練習用に導入も…

2016年01月12日 16時00分

秋季キャンプで“登板”したバーチャルマシン

 あの“怪物マシン”の今後は…。巨人・高橋由伸監督(40)は、2月1日から指揮官として初めての宮崎春季キャンプに臨む。そこでの注目は、由伸監督の肝いりで秋のキャンプに導入された「バーチャル打撃マシン」だ。

 

 テレビ朝日系のバラエティー番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」の「リアル野球BAN対決」に登場するマシンの性能は抜群で、配球を自在に操れ、直球の球速は8段階に設定可能。球種もカーブ、スライダー、フォークと多彩だ。

 

 Gナインは、こぞって旧室内練習場に設置された新兵器に挑んだものの、結果は散々だった。野手陣のバットは鋭い変化球に空を切り「あのフォークはエグすぎ」「視界から消える」などと次々に悲鳴が上がり、亀井も「ドラフトで指名したほうがいい」と白旗を掲げたほどだった。

 

 そんな“怪腕”は春季キャンプでも再登板予定。ナインは秋のリベンジに挑むのかといえば、そうではなさそうだ。

 

 チーム関係者によると「首脳陣は、打撃練習では普通のマシンを使って、バーチャルを打撃用にとは考えていない。理由? どうしても、みんな当てようとする意識が強くなって、フォームが崩れてしまう。バーチャルマシンはバントの練習用になるようだ」。

 

 秋季キャンプでは内田打撃コーチが中心になり、大田のようにフォームを大改造した選手も少なくない。新フォームを自分のものにするはずが、マシンに翻弄されてバラバラになっては本末転倒だ。事実上、バーチャルでの打撃練習は“禁止”になり、近日中に開かれるスタッフミーティングで正式に方針が固められる見込みだ。

 

 振り返れば、導入に当たっては発案者の由伸監督も「どういう効果があるかは少し期間を設けてみないと。まずはバントに生かせたら」と説明していた。巡り巡って高性能マシンは、指揮官が思い描いた本来の役割を全うすることになる。