オリックス・田口壮二軍監督(46)が、阪神・掛布二軍監督ばりのサイン会にやる気を見せている。

 阪神では掛布二軍監督が昨秋のキャンプ中の鳴尾浜で連日のようにファンへのサイン会を行って話題となったが、同じ二軍の新監督として負けてはいられないようで「球団の人といろいろと話して協力はしたいと思っています。長蛇の列? 全然やりますよ」と“腕”をぶす。

 オリックスは球団を挙げて二軍戦の集客やファンサービスにも力を入れており、関西の自治体との結びつきも強い。知名度のある監督就任は願ってもないアピールのチャンスとあって、フロント幹部も「最高の人材。田口監督にはどんどんファンサービスをしてもらいたい」と期待している。

 田口二軍監督は「僕は掛布さんほど人気ないんで…。あれだけ(ファンが)並ぶってうらやましい」とも言うが、そこはイチロー(現マーリンズ)とともに一時代を築いたスターOB。ましてや2006年のカージナルス時代にはワールドシリーズに出場し、イチローも達成していないワールドチャンピオンの称号も勝ち取った。現役時代からファンを大切にしてきたナイスガイ。田口効果で二軍戦も大盛況といきたいところだ。