自ら“超変革”を!金本監督に「闘将化」の期待

2016年01月11日 10時00分

チームを守るため、金本監督も“闘将”になる

 阪神で金本知憲新監督(47)に対し“闘将化”が期待されている。ここ7年は“穏健派”の監督が指揮を執ってきたこともあっての要望。チーム内から「退場も辞さないくらいの熱さ、情熱でチームを鼓舞してほしい」(球団関係者)との声が上がるが、これに新指揮官は…。

 

「やっぱり金本監督には分かりやすく闘志をむき出しにしてほしいよ。特に審判団への抗議。和田監督も真弓監督も温厚な人だったから、余計にね」(球団関係者)。2005年のリーグ制覇を最後に、阪神は覇権から遠ざかっている。最後の優勝を果たした岡田彰布元監督(58=現評論家)の後を受けて指揮を執った真弓明信元監督(62=現評論家)は温厚な人柄もあって、抗議をすることは少なかった。それは和田豊前監督(53=現阪神オーナー付シニアアドバイザー)も同様だ。

 

 監督在任中、抗議による退場は真弓、和田両監督ともに1回。球団関係者は時に退場も辞さない覚悟で審判団への抗議に臨み、チームを2003年の優勝へと導いた“闘将”星野仙一元監督を引き合いに出しつつ「退場すればいいというものではないが、やはりチームの元気がない時に監督自ら熱さを見せてくれると盛り上がるからね。そのへんは星野さんはすごかった。あの人の熱さはチームを鼓舞した」と話す。

 

 1492試合連続フルイニング出場という世界記録を成し遂げた現役時代の金本監督だが、審判団に対して紳士的な態度で臨み、退場の経験はない。周囲の“闘将化”の期待に応えられるのか。新指揮官はこう話す。

 

「俺はあまり(抗議に)行かないタイプだとは思う。でも、明らかに納得いかないこととか“それはおかしい”ということには行くよ。(チームを鼓舞することを)意識して抗議にいくのはないと思うけど…」

 

 チームを「家族のようなもの」と表現する金本監督だけに、それを守るためならば、退場覚悟の抗議も辞さないはず。スローガンに“超変革”を掲げ、チーム再建を目指す新指揮官は自らも変革し、時に“闘将化”してチームを引っ張ることになりそうだ。