巨人は9日、川崎市のジャイアンツ寮で新人研修会を開いた。

 昨年発覚した野球賭博問題を受けて設立された「紀律委員会」の松尾英治事務局長(管理担当部長兼務)と、警視庁OBで同委員会メンバーの穴沢正広氏、森田清司法務部長が出席。

 (1)野球経験者として、どういう選手になりたいか(2)野球に対する姿勢が、どうあるべきか(3)先輩や知人との付き合い方(4)ファンやメディアに対する接し方(5)金銭に関するトラブルに巻き込まれないようにすること――以上の5点を中心に講義を行った。

「去年あったこと(野球賭博問題)は(新人たちも)承知している。もう一度、襟を正して巨人軍憲章を頭に叩き込んで、巨人軍は球界のリーダーにならなきゃいけないと意識を持って、日頃の生活をしてほしいと強く話しました」と松尾事務局長。

 ドラフト1位の桜井俊貴投手(22=立命大)は「見本とならなければいけないので、しっかり自己管理しなきゃいけないと思う」と表情を引き締めた。