広島・菊池 2016年は補殺で流行語狙う!

2016年01月09日 09時42分

ティー打撃で汗を流した菊池

 広島・菊池が8日、同僚の野間、久本らと静岡・伊豆市で行っている自主トレを公開し、ランニングやノックやティー打撃で汗を流した。昨季は丸とともにチームのけん引車として期待されたものの、両ヒザを痛めた影響もあり、打率2割5分4厘と結果として期待を裏切った。3年ぶりのBクラス転落の責任も痛感しており「何がなんでも優勝したい」。今年は元日からキャッチボールを行うなど、巻き返しに向けて精力的だ。

 昨季は全143試合に出場したが、痛めたヒザをテーピングで固定しなければならず、万全の状態とはほど遠かった。守備率9割8分8厘は2014年より1厘増しだったが、プロ野球記録を更新した補殺数は535から484に激減。「届きそうな打球を取れないことが何度もあった」と悔しい思いもした。

 具体的な数字は口にしないタイプながら、求める理想はある。「エラーを限りなくゼロに近づける」こと。補殺数にもこだわりは持っており「あまり取り上げられることのない記録だけど、流行語になるぐらい増やしたい」と自身が持つ日本記録の更新にも意欲的だ。

 折しも同日に海の向こうで前田のドジャース移籍が正式発表された。25年ぶりのリーグ制覇を目指す上では“消えた15勝”を埋めるだけでなく、上積みも必要だ。投手だけの力では限界もあり「穴を埋めるのはきついかもしれないけど、僕ら(野手)も頑張らないと」との思いも強い。

 ヤル気や責任感が空回りした昨季の反省から、今季は「(チームを)引っ張らなきゃいけないとは思うけど、自分が打たなくてもほかの人が打ってくれるという楽な気持ちでやりたい」。走攻守3拍子揃った鯉のキーマンは静かに闘志を燃やしている。