ソフトバンクのドラ1ルーキー・高橋純平投手(18=県岐阜商)が8日、前日(7日)入寮したばかりの福岡・西戸崎合宿所で汗を流した。新人合同自主トレのスタートを前にして、ランニングや体幹メニューを行った。

 鳴り物入りの入団で注目度は今季の新人でもトップクラス。そんなゴールデンルーキーが“ミスター・岐阜”となることへの思いを口にした。

「(地元)岐阜から全国で知られるような選手になって、岐阜を盛り上げたいですね」

 岐阜出身の有名人といえば、スポーツ界だとシドニー五輪マラソン女子金メダリスト・高橋尚子、野球では巨人V9の名捕手・森祇晶氏、近年では前中日の和田一浩氏あたりが有名だ。

 お茶の間のスターだと一大ブームを巻き起こしたMr.マリックがいる。高橋も幼少時代に、テレビに出ているマリックが同郷と知り親近感を覚えたとか。

「特別、Mr.マリックさんを(目指す)とか、そういうわけではないですよ。この人も岐阜出身なんだと思われるようになりたいと思ってます。(岐阜の)野球に出合ってない子が、(2020年の)オリンピックの年とかに自分が投げているのを見て、憧れとなるような存在になりたいですね」

 将来の目標は日本のエースになること。同時に、18年間ずっと住み続けて、自分を育ててくれた岐阜への恩返しも果たすつもりだ。