川崎の〝好プレー〟を激賞

2012年03月30日 17時30分

 日本での開幕シリーズ(28、29日=アスレチックス戦)で出番なしに終わったマリナーズ・川崎宗則内野手(30)。〝凱旋出場〟は果たせなかったが、グラウンド外でもイチローをはじめ他のチームメートを好アシストしていることから、多くのマ軍関係者が川崎を往年の名選手のケン・グリフィー・ジュニア氏(42)にだぶらせ「グリフィー」と呼んでいるという。

 ウェッジ監督は、メジャー昇格前から「ムネ(川崎)はフィールドの外でも素晴らしい貢献でチームの士気を高めてくれている」と手放しで激賞していた。

 

 指揮官の言う「フィールドの外での貢献」とは何か。「実はカワサキはクラブハウスで〝グリフィー級〟の活躍を見せているんだよ」と打ち明けたのはマ軍の情報に詳しい米メディア関係者だ。


「彼は今、イチローのよき話し相手になっている。気難しい性格のイチローにジョークを発したりして笑わせているんだ。これは、とても重要なこと。イチローの精神面をリフレッシュさせることはもちろんだし、チームにとってもプラスの作用を生む。イチローが社交的で明るい性格になることによって、それまで近寄り難かった他のチームメートも彼と距離を縮めて接しやすくなるからね。その昔、グリフィー・ジュニアが果たしていた役目をカワサキがやってくれているんだ」


 2009年から現役を退く翌年6月までマ軍に在籍したグリフィー・ジュニアは当時チームメートだったイチローと親交を深めた。その当時の状況をよく知るエースのフェルナンデスも「ムネはナイスガイ。クラブハウスを快適にさせてくれているムードメーカーさ。イチローだけじゃなく、オレたちも彼によって明るくなる。プレーも性格もすべて素晴らしい。チームに必要な選手だよ」。

 

 チーム内ではイチローと川崎の距離感があまりにも近いことで両者の関係は「ブラザー」と「ロマンス」を掛け合わせた造語の「ブロマンス」と言われている。マ軍内部で川崎が「グリフィー」と呼ばれていることと併せ、貢献度が大きい証拠といえるだろう。